Raspberry Piで入退室者を計測する簡易システムを作ってみた。2

1.準備するもの

それでは大まかなシステム構成を書いていきます。まず準備したハードウェア部品はこちら。いずれもAmazonで購入可能です。(2020.9月現在)

システムのメインとしてRaspberry Pi3を⽤いました。安価でありながら容易にセンサやファイル管理、ネットワーク接続など初めてとするあらゆることが容易にでき、さらに⼗分な処理性能を追っていることからこれを採⽤しました。

⼊退室を検知するセンサとしてはパッシブセンサである⾚外線センサモジュール(HCSR501)を⼆つ⽤いた。当初はカメラモジュールを検討したが、利⽤者のプライバシーを考慮し、本センサを採⽤しました。これで察する方もいると思いますが、精度はまあまあひどいです。笑

ただ、問題であった費用に関しては1万円以内に抑えることができました!

  • Raspberry PI3 :OSが乗っている安価なコンピューター       約5000円
  • MicroSDカード(32GB): ラズパイのハードディスクみたいな感じ  約1000円
  • USB電源ケーブル,ACアダプター: 電源供給。           約1000円
  • 赤外線モジュール×2個 :人感センサ                約  200円/個
  • ジャンパーワイヤー(オス×メス): ラズパイ とセンサの接続。       約  500円
raspi1-main
RaspberryPI3 modelB
irsensor
人感センサー HCSR501

2.システム構成

全体のシステム構成は非常にシンプルなものです。本装置を入り口に設置して、人数の出入り状況をを赤外センサで取得しRaspiでグラフ作成の処理するという形です。さらに、自動でディスプレイにグラフ結果を表示させます。使用言語はPythonです。さらにRaspbian に標準搭載されているcronというスケジュール管理機能コマンドも使っています。大まかな流れは以下になります。

赤外センサで人の入退室を感知。
Raspiで検知したで時間と、入室か退室かを判断してテキストに保存
閉室時間に、自動でテキストデータからグラフ作成。
できたグラフをディスプレイに自動表示。(ここが地味にハマりました)
raspi2-screen

次回はRaspiの設定などについて書いていこうと思います。